人気の高層タワーマンションの注意点
人気の高層タワーマンションの注意点
仲介手数料無料横浜、リブラン代表の大野です。
今回は、「人気の高層タワーマンションの注意点」についてご紹介いたします。
高層タワーマンションでは、大規模修繕費用が高額になることに注意する必要があります。
例えば、築15年のタワーマンションでは高層階でのゴンドラ作業が風が吹くと中止になってしまい、
工事期間が10ヶ月と長引いた結果3億円の費用がかかったといいます。
このうち、修繕費の3割である9,000万円が足場の設備費だそうです。
一般的なマンションの場合、200~300円/m²が将来の工事費用だといわれています。
しかし、タワーマンションの修繕積立金は500円/m²以上の予算を必要とするそうです。
注意が必要なのはそれを最初から準備できているマンションは少なく、入居後に管理組合が値上げして集めるのが一般的だということです。
ご購入時はマンションを売り易くするために、修繕積立金が低く設定されていることもあります。
日本ではタワーマンションの大規模修繕工事は実施例も少なく、データやノウハウもまだまだ乏しいのが実情です。
したがって、工事費用の算出自体が難しいのかもしれませんが、困ってしまうのは購入者です。
タワーマンションを購入する際は、工事費用について説明が求めるのはもちろん、漫然としたイメージで購入することだけは避けてください。
リスクやデメリットについて将来にわたってお考えになるなど、総合的にご判断されることをおすすめいたします。
※「修繕積立金」とは
マンションの修繕・補修等に必要な資金を確保するために、各区分所有者から毎月一定金額を徴収し貯蓄しておく金銭のことです。