45歳で住宅ローンを組むのは遅いの?条件やポイントについて

45歳で住宅ローンを組むのは遅いの?条件やポイントについて




住宅ローンを組むなら45歳まで、とよく耳にするかもしれません。そのため、45歳で住宅ローンを組むのは遅いのか?また45歳でも住宅ローンを組むことができるのか?と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。この記事では、45歳で住宅ローンを組むのは遅いのかどうか、また住宅ローンの条件や審査ポイントなども含めて解説していきます。

45歳で住宅ローンを組むのは遅いのか

45歳で住宅ローンを組むのは遅いのでしょうか。まずは、住宅ローンの完済年齢や申し込み年齢などをご紹介します。

年齢制限(完済年齢)について
住宅ローンを組む際は、団体信用保険(団信)への加入が必須です。団信は、80歳まで加入できるため、住宅ローンも80歳までに完済することが条件とされています。また、住宅ローンの返済期間は最長で35年。完済年齢が80歳までと考えると、最長期間で借りるなら45歳になる前に契約する必要があります。これが、住宅ローンを組むなら45歳までといわれている主な理由です。
とはいえ、45歳以上であっても健康状態や年収、勤続年数などから返済できる見込みがあると判断されれば住宅ローンを組むことが可能です。実際に住宅を購入される方の年代は30代~40代が多いといわれていて、中古住宅を購入される方は40代が多いといわれています。そのため、45歳で住宅ローンを組むというのは、遅いとはいえません。

45歳から返済期間の選択肢が狭くなる?
45歳の場合、1年未満切り上げとなるため、46歳とみなされます。そのため、45歳で住宅ローンを組むのであれば、最長で34年の借入期間を選択できるため、選択肢は広いといえます。ただし、50~60代で住宅ローンを組む場合、返済期間の選択肢が狭くなります。返済期間が短くなるため、毎月の支払額の増加や、借入額が少なくなるケースも考えられるでしょう。

45歳で住宅ローンを組む条件
住宅ローンを組む際の条件について、条件の詳細や、45歳で住宅ローンを組む場合にどのような扱いになるのかを見ていきましょう。

年齢
申し込み年齢は、20歳~70歳までです。45歳であっても、他の条件がクリアできれば、住宅ローンを利用することができます。

健康状態
住宅ローンの申し込みの際に必要な団信への加入。持病をお持ちの方や、大きな病気を経験したことがある方は、団信の加入ができない場合もあります。加入ができなければ、住宅ローンを組むことができません。特に40代以上になると、生活習慣病などの健康リスクが高まるため、30代と比較すると審査が厳しい場合があります。

職業
職業が審査結果を左右することはありませんが、会社員や公務員の方は比較的審査に通りやすいといわれています。また、勤続年数も重要です。勤続年数が半年以上であれば申し込める住宅ローンもありますが、最低でも1年以上の勤続年数があると良いでしょう。長ければ長いほど、転職する可能性が低く安定した収入を継続して得られると判断され、審査を通過しやすいといわれています。

年収
月収の30~35%を月々の返済額として算出するため、年収の額によって借入額が変動します。

借り入れ状況
住宅ローン以外の借り入れ状況によっても、利用できる住宅ローンの金額が変わります。住宅ローン以外の自動車ローンやクレジットなど、他の借入額も確認しておきましょう。

45歳で住宅ローンを組む際のポイント

45歳で住宅ローンを組む際、いくつかポイントがあります。

信用情報に気をつける
過去に、自動車ローンやクレジットカードを利用していても問題はありません。しかし、返済を3カ月以上滞納したことがある場合や、自己破産などの金融事故を経験しているなどのトラブルがある場合は審査に通りにくくなります。不安がある場合は、住宅ローンの申し込みの前に信用情報を確認しておくことをおすすめします。

子どもの教育費などを視野に入れて資金計画を立てる
将来的に子どもの教育費や介護費が大きな負担になり、ローン返済が難しくなってしまうこともあります。住宅ローンを組む前に、必要な支出を差し引いた金額で返済できるような資金計画を立てるようにしましょう。

退職時期や退職金も重要
退職時期や退職金の推定金額、退職後も仕事を続けられるのかなども、住宅ローンの審査時にチェックされるポイントです。45歳で住宅ローンを組む場合、定年後も債務が残っている可能性があります。定年後は年金での生活を考えている場合、ローンの返済がネックになることも。退職金で繰り上げ返済してしまうのも1つの手です。
ただし、個人事業主の場合、退職時期がないと判断されるため、年齢は会社員ほど重視されないようです。もちろん、貯金額や個人の信用情報、会社の経営状況など住宅ローンの審査基準をクリアする必要があります。
リビンでは、不動産購入だけではなく住宅ローンについてのご相談も受け付けています。住宅ローン代行手数料なども無料なので、住宅購入を検討の方はぜひご相談ください。

最後に
45歳だからといって住宅ローンが組めないというわけではなく、遅いということもありません。健康状態や年収、勤続年数などから返済できると金融機関から判断されれば、借り入れ可能です。無理のない返済計画を立てて、住宅ローンを組むようにしましょう。

記事の更新日:2022/03/02

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