住宅ローン、何歳までに完済する?無理のない資金計画の立て方

住宅ローン、何歳までに完済する?無理のない資金計画の立て方



住宅ローンには申し込み時の年齢制限があり、何歳までに完済しなければならないというルールも決められているのをご存じですか?長期返済が必要な住宅ローンは、将来設計をしっかり行った上で利用を考えなければなりません。
今回は、住宅ローンの年齢制限や、無理のない資金計画の立て方などをご紹介します。


住宅ローンは何歳までに完済する?

住宅ローンの審査では、収入面がもっとも問われると思われがちですが、「借り入れ時の年齢」や「完済時の年齢」についても審査があります。


年齢と返済期間の考え方

マイホームを40歳で建てて住宅ローンを35年契約で結んだ場合、返済は75歳まで続くことになります。つまり、40代でローンを組めば、定年退職後も住宅ローン返済のために働き、収入を確保しなければならないという状況にもなりかねません。
いうまでもなく、年齢とともに人の体力は落ちていきますし、定年後は30代・40代のときほどエネルギッシュには活動できないでしょう。健康不安などのリスクも重なります。
これらの点を考えると、基本的にマイホームは早めに購入し、返済を定年と同時に終えることが理想といえるでしょう。

ただし、じゅうぶんな貯蓄がある場合は頭金を多く支払えるため、ローン総額を大きく減らせるというメリットもあります。また、繰り上げ返済をして早期に完済するという方法でも、定年後の負担を減らせるでしょう。


住宅ローンの年齢制限を知ろう

住宅ローンには審査があり、その条件は融資する銀行ごとに異なります。
申し込み時の年齢も、審査対象の1つです。資金はあっても、年齢が高すぎることが理由で審査に落とされる可能性もあるため、年齢制限に関する情報も把握しておきましょう。


申し込み時と完済時の年齢制限

主な金融機関では、住宅ローン申し込みの年齢制限は71歳までとしています。金融機関によっては、65歳未満までとするところも多いようです。
さらに、完済時の上限は75歳~81歳未満とされています。ルール上は70歳を過ぎても借りられることになっていますが、完済時の年齢を考えた上で、短期間の返済計画を立てなければなりません。

一般的に、年齢が若いほど審査では有利に働き、反対に高いほど不利となります。50歳で30年ローンを申し込めば、完済は80歳となるため、返済の原資は年金収入が頼りになるでしょう。定年後働いたとしても、収入が大きく減る可能性は否めません。
そのため、審査する銀行サイドも返済能力の有無を慎重に判断することになります。


資金計画を入念に立てよう

住宅ローンの審査に通って融資を受けられたとしても、返済計画の見通しが甘いために途中で返済が滞ってしまった、という例も少なくありません。銀行から借りたお金をきちんと完済するには、マイホームの購入段階からしっかりコストシミュレーションすることが重要です。

そのためには、今後のライフプランにおいて、何にどれくらいの費用が必要かを明確にしなければなりません。
税金やメンテナンス・リフォームなどの住宅維持費の他、子どものいる場合は教育費にも大きな予算が必要です。さらには老後の費用なども余裕を持って考える必要があります。定年後に収入が確保できるか、退職金はどのくらいもらえるかなども、ある程度模索しておくと良いかもしれません。

マイホーム購入後の資金計画や、老後の生活設計に関して、具体的にどのようなプランを立てれば良いか分からないという方も多いでしょう。そのような場合は、ファイナンシャルプランナーや、資金計画のノウハウを持つ不動産業者に相談してみるのも1つの方法です。


おわりに

住宅ローンは申し込み時の年齢が高いほど、審査に通りにくくなります。ローンを申し込む前に、年齢制限に関する情報をしっかり確認しておくと良いでしょう。
融資後の返済計画が滞ったり、老後の生活が苦しくなったりということにならないよう、余裕のある資金計画を立てることをおすすめします。


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